【個人向け】Webサイト・ブログの作り方の種類は3つ!それぞれのメリット・デメリットを比較

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「副業でブログを始めたい!」「お店のホームページを作りたい!」など個人でもWebサイト・ブログを作りたいシーンはいろいろあります。

Webサイト・ブログを作る方法は大きく分けて3種類あり、それぞれにメリット・デメリットがあります。用途に合った方法を選ぶことが重要です。

当ページでは、Webサイト・ブログを作る方法の種類と選び方について、個人向けに解説しています。

個人のWebサイト・ブログの作り方でよくある疑問

個人でWebサイト・ブログを作る方法について、以下4つの疑問の答えを簡単に確認していきましょう。

Q1.プログラミングの知識は必要?簡単に作る方法はある?

CMSを使えばプログラミング不要で簡単に、個人でもWebサイト・ブログを作れます。

CMSはコンテンツ・マネジメント・システム(Contents Management System)の略で、Webサイトの作成・管理ができるシステムです。CMSを使えば、プログラミングの専門知識がなくてもWebサイト・ブログを簡単に作成できます。

代表的なCMSは「WordPress」です。また無料で使える「はてなブログ」など、いわゆる「ブログサービス」もCMSの一種に含まれます。

CMSの具体例について詳しくは当ページの「Webサイト・ブログの作り方3種類」を参照。

Q2.独自ドメインは取得した方がいい?

副業としての個人ブログでも、基本的には独自ドメインを取得した方がよいとされています。その理由は以下の3つです。

  • サービス終了リスクを避けるため
  • SEOのため
  • 問い合わせメールアドレスとして使うため

独自ドメインとは完全に自分専用のドメイン名のこと。無料のブログサービスでは「共有ドメイン」しか使えないため、独自のドメイン名ではブログを公開できません。以下のようなイメージです。

独自ドメイン/共有ドメインの違い
  • 独自ドメイン:自分のドメイン名.com
  • 共有ドメイン:自分のドメイン名.hatenablog.com

このように共有ドメインでは「ブログサービスのドメイン名」を借りて公開することになります。そのためブログサービスが終了すると、自分のブログも閉鎖することになるわけです。その場合は他のブログなどに移行すればよいのですが、URLが変わることになり、いろいろと手間のかかる作業が必要です。

またSEO(検索エンジン最適化)の面でも独自ドメインの方が有利とされています。さらに独自ドメインはWebサイト・ブログに設置する「問い合わせフォーム」のメールアドレスとしても使えます。

独自ドメインを利用する費用は年間1,000円~2,000円ほどで、無料で取得できる場合もあります。特にアフィリエイトなど、収益化するブログではぜひ取得しておきましょう。

独自ドメインのメリット・デメリットや、お得な取得方法について詳しくは以下のページで解説しています。

個人ブログでも独自ドメインを取得すべき?メリット・デメリットを解説

Q3.無料でも作れる?かかる費用の目安は?

初期費用・ランニングコストいずれも完全無料でWebサイト・ブログを作れます。ただし無料だと独自ドメインが使えなかったり、広告が表示されたりなどの制限があります。

有料で運用する場合の費用目安は以下のとおりです。

  • 初期費用:無料
  • ランニングコスト:月額1,000円~3,000円ほど

かかる費用は「どの方法で作るか」によっても違ってきます。費用の目安について詳しくは当ページの「個人のWebサイト・ブログの初期費用とランニングコストの目安」を参照。

Q4.個人用におすすめの作り方は?

個人用のブログ・Webサイトといっても用途がいろいろあり、それぞれ適した作り方が異なります。大きく分けると以下の4種類が考えられます。

  • アフィリエイトブログ
  • 日記・雑記ブログ
  • 個人店舗のホームページ
  • 副業ネットショップ

広告収入をしっかり稼ぐ「アフィリエイトブログ」と、あまり収益を重視しない「日記・雑記ブログ」では適した作り方が異なります。

また「店舗のホームページ」では、一般的なブログとは違ったおしゃれなデザインを作りやすい機能が必要です。

また「ネットショップ」に必要な決済機能などをつけたいなら、普通のブログサービスなどは向いていません。

それぞれのおすすめの作り方について詳しくは当ページの「どの方法を使うべき?目的別におすすめの作り方を解説」を参照。

Webサイト・ブログの作り方3種類

Webサイト・ブログの作り方には以下の3種類があります。

作り方の種類難易度代表例
クラウド型CMSを使うnote・はてなブログ
オンプレミス型CMSを使うWordPress(ワードプレス)
フルスクラッチ開発する

それぞれの具体例やメリット・デメリットについて以下に解説していきます。

「クラウド型CMS」を使う

クラウド型CMSとは、インターネット上で簡単にWebサイト・ブログが作れるサービスのことで、いわゆる「ブログサービス」などが含まれます。

クラウド型CMSでは、あらかじめWebサイト・ブログを構築する環境が用意されているので、自分でレンタルサーバーを用意したり、自分のパソコンにCMSをインストールするなどの準備は不要です。

クラウド型CMSのメリット・デメリット

メリット・プログラミング不要
・レンタルサーバー不要
・無料でも使える
デメリット・カスタマイズ性が低い
・サービス終了のリスクがある
・使える広告が限定されることがある

まずCMSに共通するメリットとして、プログラミング不要で初心者でも簡単にWebサイト・ブログを作れることが挙げられます。

またレンタルサーバーの契約が不要という点もメリットです。そのため完全無料でも利用できます。ただし無料だと広告が表示されたり、独自ドメインが使えなかったりなどの制限が付くのが一般的です。

有料版にすれば独自ドメインが使えますが、あらかじめ用意された範囲のカスタマイズしかできない点がデメリットです。

またサービス終了になると乗り換えが必要になるというリスクもあります。これまでもいくつかのブログサービスが終了しており、例えば2019年には「Yahoo!ブログ」が終了しました。サービス終了の際は、引っ越し先のサービスにスムーズに移動できるようサポートを受けられるのが一般的ですが、手間がかかることは覚悟しておく必要があります。

またサービスによっては、指定された広告しか使えないなど、規約の制限を受けることもデメリットです。

クラウド型CMSの種類と具体例

「クラウド型CMS」は、用途・機能の違いによって以下の4つに分類できます。

ブログ系」は個人ブログが作れるサービスです。アフィリエイトなどの広告利用がOKのサイトとNGのサイトがあるので、用途に合わせて選ぶ必要があります。

ホームページ系」は会社やお店のホームページ風のデザインができるサービスです。無料でも使えて、機能が充実したサービスがたくさんあります。詳しくは以下のページをご参照。

おしゃれなブログ・ホームページが無料で作れるサービスまとめ

法人向け系」は本格的なマーケティング機能や、コンサルティングサービスが充実したタイプです。料金が高いため、個人のブログ用には適していません。

EC系」は、ショッピングカートや決済サービスとの連携など、ネットショップに必要な機能が使えるサービスです。個人の副業ネットショップにも使えるサービスが沢山あります。詳しくは下記ページを参照。

個人でネットショップを開業するには?副業・在宅でもできる方法まとめ

「オンプレミス型CMS」を使う

オンプレミス型CMSとは、サーバーにインストールして使うタイプのCMSです。

オンプレミス型CMS自体は無料のものが多いですが、レンタルサーバーなどの契約が必要なので、完全無料で使うことはできません。

例えばWordPress(ワードプレス)などの代表的なCMSは、レンタルサーバーに契約すると無料でセットになっていることが多く、数回クリックするだけの簡単操作でブログを作れるようになっています。

オンプレミス型CMSのメリット・デメリット

メリット・プログラミング不要
・使うサーバーを自由に選べる
・カスタマイズ性が高い
デメリット・プラグインなどの設定が必要

オンプレミス型CMSも、クラウド型と同じように、プログラミング不要で簡単にWebサイト・ブログを作れるツールです。

クラウド型と比較したメリットは、使うレンタルサーバーを選べることです。クラウド型CMSではサーバーとCMSがセットで提供されるので、サーバーのスペックなどを自分で選ぶことはできません。一方のオンプレミス型なら、満足のいくスペックのサーバーを自分で選ぶことが可能です。

またクラウド型よりもカスタマイズ性が高く、デザインや機能にこだわれる点もメリットです。特にWordPressは、かなり自由にカスタマイズできます。

ただしその分、「どのプラグインを入れるか」「どのテーマにするか」など、いろいろと決めることが多く、最初の設定に手間がかかる点がデメリットです。

オンプレミス型CMSの種類と具体例

代表的なオンプレミス型のCMSは以下です。

汎用系・WordPress(ワードプレス)
・Joomla!(ジュームラ)
・Drupal(ドゥルーパル)
・Movable Type(ムーバブル・タイプ)
EC系・Magento(マジェント)
・EC-CUBE

この中でもやはりWordPressは圧倒的トップシェアの人気CMSです。無料で使えるにもかかわらず高機能で、個人ブログだけでなく企業ブログでも使われています。

特にアフィリエイトでしっかり稼ぎたい人や、オリジナリティの高いホームページを作りたい人にはWordPressがおすすめ。

ケース別のおすすめCMSについて詳しくは当ページの「どの方法を使うべき?目的別におすすめの作り方を解説」を参照。

フルスクラッチ開発する

3つ目はCMSを使わず、一からプログラミングをしてWebサイトを構築する方法です。この方法は「フルスクラッチ」とも呼ばれます。

プログラミング言語の「HTML/CSS」や「JavaScript」 などを駆使してWebサイト・ブログを構築していく方法です。

フルスクラッチ開発のメリット・デメリット

メリット・オリジナリティの高いサイトも作れる
デメリット・プログラミングが必要
・手間がかかる

Webサイト・ブログを作る方法の中で最も自由度が高く、CMSでは難しいような特殊なデザインや機能でも実現できる点がメリットです。

ただしプログラミングの専門知識が必要で難易度が高く、立ち上げにも維持管理にも手間がかかるため、個人で運営するWebサイト・ブログには不向きです。

個人のWebサイト・ブログの初期費用とランニングコストの目安

Webサイト・ブログを作って維持していくためには、どのぐらいのお金がかかるのでしょうか。

かかる初期費用・ランニングコストは作り方の種類ごとに違いがあります。およその目安は以下の表のとおりです。

種類初期費用ランニングコスト
(月額)
完全無料
の可否
クラウド型CMS(ブログ系)無料300円~1,000円
クラウド型CMS(ホームページ系)無料1,000円~3,000円
クラウド型CMS(法人向け系)5万円~5万円~×
クラウド型CMS(EC系)無料3,500円~6,000円
+決済手数料
オンプレミス型CMS無料500円~×
フルスクラッチ無料500円~×

クラウド型CMSは有料プランの月額料金がランニングコストとして必要です。

クラウド型CMSのうちEC系は、プラン料金とは別に「決済手数料」として売上げから3~5%ほどの天引きがあります。無料プランでも決済手数料がかかりますが「商品が売れなければ無料」なので低リスクで利用できます。

オンプレミス型はCMS自体は無料で使えるものが多いですが、レンタルサーバー代が必要です。初期費用は無料のレンタルサーバーが多いですが、月額料金がかかります。ハイスペックなサーバーほど料金が高くなりますが、格安タイプなら月500円ほどでOK。

フルスクラッチの場合も同様に、サーバー代が必要です。

どの方法を使う場合でも、独自ドメインの取得・更新費用として年間1,000円~2,000円ほどがかかりますが、レンタルサーバーの特典で無料で使えることもあります。

どの方法を使うべき?目的別におすすめの作り方を解説

Webサイト・ブログを作る方法の種類を紹介してきましたが、結局どの方法を使えばよいのでしょうか?ケース別のおすすめの作り方は以下のとおりです。

おすすめの理由を以下に説明していきます。

アフィリエイト・広告収入ブログなら「オンプレミス型CMS」

アフィリエイトなど広告収入を狙うブログには「オンプレミス型CMS」がおすすめ。

なぜなら稼げるブログを作るためにカスタマイズ性の高さがポイントになるからです。オンプレミス型CMSなら、広告リンクの配置を工夫したり、おすすめ記事への導線を工夫したりなど、広告収入につなげるためのいろいろなカスタマイズができます。

またサーバーを選べることもポイントです。検索エンジンで上位に表示されるには、Webサイト・ブログの表示スピードが速く「アクセスしてすぐに表示される」ことが重要ですが、そのためにはサーバーのスペックがカギを握っています。その点、サーバーのスペックを選べるオンプレミス型CMSは、サーバーの表示速度を早くする工夫がしやすいわけです。

多くのレンタルサーバーでは、料金の高いプランを選ぶほどスペックがアップします。例えば最初のうちは低スペックの格安プランから始めて、稼げるようになったら上位プランに移行することもオンプレミス型CMSなら可能です。

特におすすめのCMSは、人気トップのWordPress(ワードプレス)。「W3Techs」の調査によると、WordPressの利用率は「43.2%」で、2位Shopifyの「3.8%」を抜いてダントツのシェア率です。

参照元:Usage statistics of content management systems(2023年3月22日のデータから引用)

WordPressは人気が高い分、使い方についての情報がインターネット上にたくさんあります。初心者でも調べながら使い方を覚えるのにぴったりのCMSです。

日記・雑記ブログなら「ブログ系のクラウド型CMS」

広告収入を目的としない日記・雑記ブログなら、「ブログ系のクラウド型CMS」がおすすめです。広告収入ではなく、例えばお店の宣伝など、ブログ以外で収益化を狙う場合にもおすすめ。

広告収入を狙わない場合、「完全無料で使える」というメリットの重要度が高いためです。

日記・雑記ブログとして使う分には、カスタマイズ性が低いというデメリットも気になりにくいでしょう。むしろカスタマイズの手間がかからないことの方が、気軽に利用する日記・雑記ブログとしては魅力的です。

特におすすめのブログサービスはnote(ノート)です。SNSのように他のユーザーをフォローする機能もあり、Twitterの延長のような感じで使えます。

小規模な店舗ホームページなら「ホームページ系のクラウド型CMS」

個人経営の店舗や、自営業の会社など、小規模なビジネスのホームページを作るなら「ホームページ系のクラウド型CMS」がおすすめです。

小規模なビジネスの場合、ホームページのランニングコストを抑えたい場合もあるでしょう。ホームページ系のクラウド型CMSの無料プランを使えば、完全無料でおしゃれなホームページを作れます。

無料プランのデメリットは独自ドメインを使えないことですが、「名刺代わりにホームページを作りたい」など、集客性をあまり重視しないなら影響は少ないでしょう。将来的に独自ドメインにしたくなったときには、有料プランに移行すればOKです。

国産のホームページ系クラウド型CMSで代表的なのはJIMDO(ジンドゥー)です。詳しくは、以下のページで解説しています。

おしゃれなブログ・ホームページが無料で作れるサービスまとめ

副業ネットショップを作るなら「EC系のクラウド型CMS」

ネットショップを作るなら、ネットショップを簡単に作れる「EC系のクラウド型CMS」がおすすめです。

ネットショップの副業をしたい人や、実店舗を経営していてオンラインショップを始めたい人など、個人向けに使いやすいクラウド型のCMSが沢山あります。

代表的なのはBASE(ベイス)です。詳しくは以下のページで解説しています。

個人でネットショップを開業するには?副業・在宅でもできる方法まとめ

まとめ

Webサイト・ブログを作る方法には、いくつかの種類があり、用途によってマッチするものは異なります。後からCMSを変更するのはかなりの手間がかかるので、最初から目的に合ったものを選ぶようにしましょう。

目的別のおすすめの方法は以下のとおりです。

  • アフィリエイトなど広告収入を得るなら「WordPress」などオンプレミス型CMS
  • 広告収入を狙わないなら「note」などブログ系のクラウド型CMS
  • お店のホームページなら「JIMDO」など無料からでも使えるホームページ系のクラウド型CMS
  • ネットショップなら「BASE」などEC系のクラウド型CMS