個人でネットショップを開業するには?副業・在宅でもできる方法まとめ

個人でもネットショップを作れます。実店舗や倉庫がなくても、パソコン一つあればOK。もちろん、実店舗のオンラインショップとして作ることも可能です。個人でネットショップを作る4種類の方法を詳しく解説します。

ネットショップ開業でよくある疑問

ネットショップを開業するにあたって、疑問になりやすい3つのポイントを解説します。以下の3つです。

個人でもネットショップを開業できる?

答え
個人でも本格的なネットショップを開業する方法がたくさんあります。

個人でも簡単にネットショップを開業できます。たくさんのスタッフを集めたり、株式会社などの法人を設立したりする必要はありません。

もともと実店舗を経営していて、商品がある場合はもちろん、「ネットショップのために商品を仕入れる」という方法も可能。

プログラミングなどの専門知識は不要で、簡単操作でネットショップを作る方法がたくさんあります。

具体的な方法についてはこちら

初期投資・開業費用はどのぐらい?

答え
無料でも開業できます。ただし、ある程度の「運転資金」を確保しておいた方がよいでしょう。

ネットショップを無料で作る方法がいくつかあります。

商品の仕入れについても、「ドロップシッピング」を利用すれば、初期投資・開業費用ゼロでもネットショップの開業は可能です。

ただし「運転資金」として、ある程度のまとまった資金を貯金しておいた方が無難。ネットショップ運営では、「売上の入金タイミングの遅れ」や「返品」などによって、一時的にお金が足りなくなる「キャッシュフローの悪化」が発生するリスクがあるためです。キャッシュフローが悪化しても、まとまった運転資金があれば補填できます。

およその目安として、毎月の売上目標の3~4カ月分は用意しておきましょう。例えば毎月10万円の売上が目標なら、貯金しておく運転資金の目安は30~40万円。

ただしこれは無料の副業ネットショップの場合です。「毎月の費用」がかかるネットショップの場合には、その分も加えた運転資金を用意しておく必要があります。本業の場合は、売り上げの低下などに備えて「生活費」も多めに貯金しておきましょう。

完全在宅でもできる?倉庫は必要か

答え
「実店舗」や、商品を保管する「倉庫」が無くてもネットショップを開業できます。完全在宅で、パソコン一つでOK。

発送代行サービス」を利用することで、それが可能になります。商品の保管と、購入者への発送を代行してもらえるので、自分で商品を管理・梱包する必要がありません。

発送代行サービスが付属するネットショップ作成サービスを利用すると、購入者の住所などの情報を自動的に連携できて便利です。

発送代行サービスのあるネットショップ作成サービスについてはこちら

ネットショップの商品を仕入れる4つの方法

ネットショップで販売する商品を仕入れる方法には、主に以下の4種類があります。

卸サイト・卸業者から仕入れ

卸サイト・卸業者」から商品を仕入れて、ネットショップで販売する方法です。

Amazonや楽天市場などに出店する場合にも、仕入れ先として利用OK。個人でも利用できる卸サイトがいくつかあります。

詳しくは以下の記事を参照。

卸サイト10社を分類まとめ|インターネットで商品を仕入れる方法

オリジナル商品・グッズを作る

オリジナルの「自社商品」を作って販売する方法です。1個からでも発注できる「オリジナルグッズ作成サービス」を使えば、気軽に始められます。

オリジナルグッズ作成サービスの種類については以下を参照。

オリジナルグッズ作成サイト一覧|無在庫OKから本格向けまで15社を分類まとめ

オリジナルの「ハンドメイド商品」を販売する稼ぎ方も人気です。

スキルやコネがあれば、「クラウドファンディング」などで資金を集め、本格的に商品開発するという手もあります。

ドロップシッピング

ドロップシッピングとは、商品の在庫を持たずにネットショップを運営する手法です。

注文が来たら、卸業者・メーカーから購入者へ商品を「直送」してもらうという流れで販売します。

ドロップシッピングは卸業者やメーカーと正式に契約して行うもので、不正な方法ではありません。ただしフリマアプリやオークションサイトでは、規約上禁止されています。

詳しくは以下を参照。

ドロップシッピングとは?仕組みと注意点、始め方を徹底解説

転売・せどり

転売・せどりとは、卸業者やメーカーではなく「個人」や小売業者などの「お店」から購入したものを再販売することです。

悪いイメージのある手法ですが、やり方によっては「まっとうな仕事」になります。例えば、そのままでは使えないジャンク品を修理(リペア)して販売したりなどです。

ただしマナーや法律に違反しないよう、十分に注意する必要があります。詳しくは以下の記事を参照。

【徹底解説】せどりとは?転売ビジネスのしくみと注意点

個人でネットショップを開業する方法4種類

ネットショップを開業する方法として、以下の4種類があります。個人でも利用できる方法です。

以下、それぞれ必要な「初期費用」と、毎月・毎年かかる「定額費用」、商品が売れるごとにかかる「決済手数料」を表にまとめています。

フリマアプリ・オークションサイトを使う

費用の目安
初期費用 無料
定額費用 無料
決済手数料 売上の10%前後

メルカリなどの「フリマアプリ」や、ヤフオク! などの「オークションサイト」をネットショップ代わりに使うこともできます。

出品作業が簡単で、気軽に始めやすいことがメリットです。ただし、まとめての出品や在庫管理がしにくいため、商品の数や種類が多いと不便さを感じることがあります。

毎月たくさん販売したい場合には、後述する「ネットショップ作成サービス」も気軽に利用できるのでおすすめです。

通販サイト・モールに出店する

費用の目安
初期費用 無料~
定額費用 無料~月10万円
決済手数料 売上の2%~15%ほど

Amazonや楽天市場などの通販サイト・モールで商品を販売することは、個人でも可能です。

Amazonなら1商品あたり100円から、楽天市場なら月額19,500円から出店可能。それとは別に決済手数料として、売上の2%~15%ほどが差し引かれます。

Amazon出店について詳しくは、以下の記事を参照してください。

【初心者向け】Amazonで商品を販売するには?基本のコツと注意点

ネットショップ作成サービスを使う

費用の目安
初期費用 無料
定額費用 無料~
決済手数料 売上の3.6%~5%ほど

費用を抑えたいなら、無料でネットショップを作れるサービスがおすすめです。

初期費用と月額料金は基本的に無料で、決済手数料はフリマアプリよりも安く抑えられます。

商品の出品や、注文データの管理もしやすく、副業はもちろん本業のネットショップ作成にも使えるサービスです。

具体的なネットショップ作成サービスについてはこちら

独自のネットショップを作成する

費用の目安
初期費用 無料
定額費用 年1,000円前後~
決済手数料 売上の3%ほど~

ここでいう独自のネットショップとは、「独自ドメイン」で公開するネットショップのことです。

独自ドメインとは、「〇〇.com」など自分が所有するドメインのこと。ドメイン名がお店やブランドの名前になり、本格的なショップのイメージが高くなります。

ドメインの取得費用は、「.jp」や「.com」などの種類ごとに異なりますが、年額でおよそ1,000円前後。ドメインを所有する間は払い続ける必要があります。

フリマアプリや通販サイトに出店する場合は独自ドメインを使えませんが、ネットショップ作成サービスならOKです。詳しくはこちら

個人ネットショップ開業の注意点、知っておくべきこと

個人が副業などでネットショップを開業するにあたり、注意すべき点や、あらかじめ把握しておくべきポイントを3つ解説します。「発送」「税金」「資金調達」の3点です。

発送・在庫管理の「効率化」が重要

個人ネットショップでは、「発送」と「在庫管理」の手間をどうするのか、しっかり計画することが大切です。

ネットショップ運営では、商品が売れる度に手間がかかります。商品を梱包して発送したり、残りの在庫数データを管理したりなどの作業が毎回必要です。

手間を省くには、前述の「ドロップシッピング」を用いる以外に、「発送代行サービス」を利用するという方法もあります。詳しくはこちら

「確定申告・税金」の知識が必要

個人のネットショップでも、「確定申告」や「税金」の知識が必要になることがあります。

例えば売上から経費などを引いた利益が20万円を超えると、通常は確定申告が必要です。詳しくは以下の記事を参照。

フリマアプリ・オークションサイトの収入は確定申告が必要?不要になる基準とは

確定申告をする際は、会計ソフトがあると便利です。ネットショップと自動的に連携できる会計ソフトなら、多くの手間を省いて簡単に確定申告できます。

ネットショップと連携できる会計ソフトについては以下の記事を参照。

フリマアプリ販売に適した会計ソフトはどれ?そもそも必要かどうかも確認

使える補助金を確認しておく

ネットショップ開業の資金調達に使える「補助金」についても確認しておきましょう。

状況によって異なりますが、ネットショップの場合は以下の補助金が使える可能性があります。

補助金のことを含め、どのように資金調達すればよいかは「税理士」に相談すると便利です。補助金についてだけでなく、融資のアドバイスもしてくれます。

確定申告の代行も依頼できるので、自営業につきものの「面倒な手続き」の手間を省けることもポイントです。

税理士の探し方について詳しくは以下の記事を参照。

ネットショップ・ECサイトに詳しい税理士の探し方。依頼のメリットと費用相場

個人におすすめのネットショップ作成サービス2選

ネットショップ作成サービスの中でも特におすすめの2選を紹介します。

おすすめ理由の一つは、「発送代行サービス」が付属していることです。

発送代行サービスとは
発送代行サービスとは「商品の保管」と「購入者への発送」を代行してくれるサービスです。商品をあらかじめ発送代行サービスの倉庫に発送しておくと、売れるまで保管。商品が売れたらオンラインで簡単に操作するだけで、購入者へ商品を発送してくれます。

以下に紹介するネットショップ作成サービスでは発送代行サービスと連携でき、自宅にいながら簡単に発送処理が可能です。

また決済手数料が安く、ランニングコストを抑えられることもおすすめポイント。費用の比較は以下のとおりです。(サービス名から詳細へ移動)

サービス名 決済手数料 独自ショップ開設料金
BASE 6.6%+40円 無料
STORES 5%(有料プランだと3.6%) 月額2,178円(税込)

BASE(ベイス)

無料プランで制限されること
なし

BASEは月額無料ですべての機能が使えます。

決済手数料はSTORESより高いですが、月額無料ということはつまり「商品が売れなければ無料」なので、赤字リスクを回避できる点がメリットです。

無料でもしっかり作りこめるので、無料でネットショップを始めたい人にピッタリのサービス。「商品の保管・梱包・配送代行サービス」と自動連係できるので、個人や副業のネットショップを作るのに向いています。

オリジナルグッズ作成サービス」との連携もでき、機能面でも優秀です。

BASEが向いているのは次のようなケース。

STORES(ストアーズ)

無料プランで制限されること
  • 独自ドメイン不可
  • 「STORES」のロゴが表示される
  • 決済手数料が1.4%高い(3.6% → 5%)
  • Amazon Payが使えない
  • etc.

月額プランにすると決済手数料が安くなることがメリットです。

無料プランでもBASEより決済手数料が安い設定ですが、月額2,178円を相殺できるほどに売上があるショップなら、有料プランにしてコストをさらに下げられます。

無料では独自ドメインやAmazon Payが使えないなどの制限があり、本格的なネットショップを作るには有料プランにする必要があります。

STORESが向いているのは次のようなケース。

  • 毎月の売上が大きく、決済手数料を抑えたい
  • 機能が限られてもいいので、コストの低さを最優先にしたい

まとめ

今では無料でネットショップを作れるサービスがたくさんあるので、個人や副業でも気軽に開業できます。

ネットショップを作る方法4種類を紹介しましたが、目的や状況にあった方法を選びましょう。

個人でのネットショップ運営は、いかに手間を省くかも重要なポイント。「発送代行サービスが付属するネットショップ作成サービス」や「自動連携できる会計ソフト」など利用して、必要な作業をできるだけカットする工夫をしましょう。