卸サイト10社を分類まとめ|インターネットで商品を仕入れる方法

実店舗やネットショップで販売する商品を、「インターネットで仕入れる」にはどうすればよいのでしょうか。卸販売をするサイトはいくつかありますが、その特徴ごとに4種類に分けられます。主な卸サイト10社を種類別に詳しく見ていきましょう。

インターネットで商品を仕入れるには?

インターネットを使って商品の仕入れをする際は、「卸サイト」を利用するのが一般的です。

卸サイトとは、ネットショップや実店舗を運営する事業者向けに商品を販売するサイトのこと。

簡単な登録手続きで、すぐに利用開始できるので、メーカーと直接契約して商品を仕入れる場合より気軽に利用できます。

卸サイトの種類

卸サイトにはいくつかの種類があるため、用途にあったサービスを選ぶことが重要です。

「3種類」の卸サイトについて、それぞれの特徴とメリット・デメリットを解説します。

ドロップシッピングサイト(DSP)

「ドロップシッピング」に対応した卸サイトのことを DSP(ドロップシッピング・サービス・プロバイダ)と呼びます。

ドロップシッピングとは、仕入れた商品をメーカーや卸業者から「直接」購入者に発送する販売方式です。

在庫を持たず、「売れたら仕入れる」という流れで販売できるため、在庫リスクを軽減できるというメリットがあります。

在庫を保管する倉庫を用意する必要がなく、商品を発送する梱包作業も業者に任せられるので、ショップの作業が軽減できる点もメリット。

ただし「大量仕入れ」によって仕入れ価格を下げるのが難しいため、「大きい利益」を出すには工夫が求められます。

モール型の卸サイト

モール型の卸サイトとは、さまざまな卸業者が登録している検索サイトです。

登録している卸業者の中から気に入った業者と提携し、商品の仕入れ・支払いまでサイト上で完結できます。

購入者への直送(つまりドロップシッピング)に対応した業者も含まれますが、基本的には「直送非対応」の業者が多いサイトです。つまり「在庫を保有して販売する」形式に適した卸サイト。

業者によっては大量購入で安く仕入れることも可能です。

卸業者のネットショップ

卸業者のネットショップとは、モール型とは異なり「卸業者そのもの」が運営するサイトです。

複数の業者が登録しているのではなく、すべての商品が「一つの業者」によって販売されています。

サイトごとに扱う商品ジャンルが異なるので、必要な商品を仕入れられるサイトをよく選ぶことが重要です。

卸業者のネットショップの中でも購入者への直送に対応している場合は「DSP」に分類されますが、「直送非対応」のサイトはこちらに分類しました。

オリジナルグッズ作成サイト

オリジナルグッズを作成できるサービスは、卸サイトとしても利用できます。

オリジナルグッズ作成サイトとは、画像データをアップロードするなどの簡単作業で、オリジナルのスマホケースやトートバッグなどを作成できるサービスです。

個人用に利用する人もいますが、「オリジナルの商品」を作る目的で利用されることも多くあります。

有在庫を前提とした大量発注向けのサービスもあれば、1個から発注できるサービスもあり、大きな金額を投資しなくても利用可能。

ドロップシッピングに対応しているサイトもあり、在庫を一切持たずに「ネット上だけでショップ運営」することも可能です。

主なドロップシッピングサイト(DSP)

主なDSPを2つ紹介します。ドロップシッピングについて詳しくは以下の記事も参照。

ドロップシッピング・無在庫販売OKの卸サイト9選

TopSeller(トップセラー)

仕入れできる商品の種類
インテリア・生活用品・雑貨・ファッション・家電 etc…

トップセラーは「もしもアフィリエイト」などで知られる「株式会社もしも」のDSPサービスです。

同社の「もしもドロップシッピング」は終了しましたが、卸サイトの「トップセラー」は今でも人気があります。

楽天市場やYahoo!ショッピングなどのモールと連携しやすく、独自ショップでの出品もしやすいよう、あらかじめ出品データが用意されています。

月額プランに加入すると、選択できる商品の種類が増えていく仕組みです。少量の販売なら月額無料でも利用できます。

卸の達人

仕入れできる商品の種類
ダイエット・美容・健康・雑貨

卸の達人は、ASJコマースというシステム会社が運営する卸サイトです。

商品は美容・雑貨が中心で、購入者への直送に対応しており、AmazonのFBA倉庫への発送にも対応しています。

商品ジャンルは限られますが、発送や受け取りの手間を削減しつつ、ネットショップの商品を充実させるために活用できるサイトです。

主なモール型の卸サイト

主なモール型卸サイト3社を紹介します。

NETSEA(ネッシー)

仕入れできる商品の種類
アパレル・雑貨・美容・インテリア・事務用品・家電製品・食品 etc…

NETSEAは、多くの卸業者が登録するモール型卸サイトの大手です。実店舗・ネットショップの商品仕入れに利用できます。

利用したい業者を選んで「取引申請」し、承認されたら商品を仕入れられるという仕組みです。

登録料は無料で、法人だけでなく個人事業主でも登録OK。有料プランの「NETSEAプライム」に加入すると、お得な割引が受けられます。

スーパーデリバリー

仕入れできる商品の種類
アパレル・雑貨・インテリア・電化製品・食品 etc…

スーパーデリバリーも、モール型卸サイトの大手として有名です。

ネッシーと同じように登録されているさまざまなジャンルの卸業者の中から選んで利用する方式。

ネットショップ作成サービス「BASE」とデータ連携ができ、BASEで作ったネットショップなら簡単操作で出品できます。

Amazon

仕入れできる商品の種類
本・家電・日用品・アパレル etc…

世界的ネット通販サイトAmazonも、卸販売をしています。

Amazonが「書籍の卸販売」を始めたことが話題になりましたが、書籍以外にも、さまざまな商品の卸販売に進出しています。

利用したい場合はメールでの問い合わせが必要です。

主な卸業者のネットショップ

次に、卸業者の運営するネットショップを3つ紹介します。いずれも会員制で、卸価格は非公開です。

卸問屋.com

仕入れできる商品の種類
家電・食品・雑貨・美容・寝具・カー用品・工具 etc…

卸問屋は、卸売りや自社商品の製造などを手がける「株式会社イトウ」の卸サイトです。

自社商品の雑貨や家電をはじめ、さまざまなジャンルの商品を扱っています。会員制ですが、登録料・月額料などは一切無料です。

ネットショップ用の商品仕入れも基本的にOKですが、一部「画像転用禁止」「ネット販売禁止」の商品もあるので、よく確認しながら利用しましょう。

GOMEN Online(江綿オンライン)

仕入れできる商品の種類
アパレル・寝具・インテリア

GOMEN Onlineは、衣料品の卸問屋「江綿株式会社」の運営するネット通販サイト。

全国の小売店に衣料品や雑貨などを卸販売している業者ですが、ネットショップの仕入れにも利用されています。

1個からでも発注可能ですが、送料がかかるので、大量発注したほうがお得です。

グッズステーション

仕入れできる商品の種類
家電・雑貨・オフィス用品・アパレル・ペット用品・アクセサリ etc…

グッズステーションは、Amazonや楽天市場などのネットショップ運営者向けの卸サイトです。

FBA倉庫への直送サービスもあり、Amazonでの販売にも適しています。

離島や沖縄を除いて「送料無料」なので、少量からでも気軽に仕入れできるのが魅力です。

オリジナルグッズを作成できる卸サイト

最後に、仕入れに利用できるオリジナルグッズ作成サイトを紹介します。詳しくは以下の記事も参照してください。

オリジナルグッズ作成サイト一覧|無在庫OKから本格向けまで15社を分類まとめ

Canvath(キャンバス)

作成できる商品の種類
スマホケース・アパレル・クリアケース・マグカップ etc…

Canvathは、画像をアップロードするだけの簡単操作で、オリジナルグッズを作れるサービスです。

1個からでも作成でき、購入者への直送にも対応しているので、在庫リスクを避けながら販売できます。

商品の仕入れに大きな投資をせずにオリジナルグッズを販売できるので、副業のネットショップなどにピッタリです。

ラクスル

作成できる商品の種類
アパレル・マグカップ・タンブラー・筆記具・クリアファイル・スマホケース・うちわ・カレンダー etc…

印刷サービスで有名なラクスルは、Tシャツやパーカーをはじめ、さまざまなジャンルの商品にも対応しています。

企業の「ノベルティグッズ」の作成だけでなく、ネットショップで販売する商品を作るためにも利用されているサービスです。

購入者への直送には対応していませんが、大量発注で単価を安くしたい場合に適しています。

普通のネット通販を「仕入れ」に使うのはアリ?

Amazonや楽天市場など「一般消費者向け」の通販サイトを、仕入れ先として利用するのはアリなのでしょうか?

この場合「転売」に該当します。それは法律上のNGではありませんが、さまざまな問題点を検討すべきです。

たとえば家電を新品として転売する場合、「仕入れた時点で保証期間が始まってしまう」という問題があります。モラル上の問題にも注意する必要があります。

転売の問題点について詳しくは、以下の記事を参照してください。

【徹底解説】せどりとは?転売ビジネスのしくみと注意点

もちろん「売るため」ではなく会社の備品として「使うため」に利用するには問題ありません。

仕入れに使うかどうかは別として、Amazonや楽天市場などで安く買う方法については以下の記事にまとめています。

【基本から解説】ネット通販で、できるだけ安く買うコツ

まとめ

卸サイトにはいくつかの種類があるため、目的に合わせて選ぶことが重要です。

副業などで「在庫リスクを抑えながら」「手間をかけずに販売したい」という場合には「DSP」や「オリジナルグッズ作成サイト」が適しています。

大きく投資をして本格的にショップ運営したいなら「卸業者のネットショップ」が向ているでしょう。

モール型の卸サイト」は万能なので、工夫次第でいろいろな使い方ができます。

【初心者向け】Amazonで商品を販売するには?基本のコツと注意点