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ebay で輸出をすると、バイヤーが関税を請求されます。これは海外に物を発送する上で、基本的に避けられないことですね。
関税に関して、クレームや要望を受ける場合があります。関税が高いから受け取りを拒否するというケースもありました。
この手の問題に、どう対応すればいいのでしょうか?
この記事では、関税の基本と、関税クレームや受け取り拒否の対処法・予防法をまとめています。
関税の基本
関税は購入者が払うもの
ebay では基本的に、関税は購入者が支払うものです。
商品を受け取るときなどに、購入者が支払うことになります。
かかった関税の分を返金するということは、普通はしません。
高額商品ほど高くなる
受け取る物の価格が高いほど、関税も高くなります。
インボイスや発送ラベルに記載された価格などをもとに、関税が計算されるわけです。
商業目的かどうかでも違う
受け取る物が「贈物」か「商品」かでも、税金の額が変わってきます。
これも発送ラベルなどに記載した情報に基づいて判断されます。
関税逃れの小細工が横行している
関税を少しでも安くするために、以下のような小細工をお願いしてくるバイヤーが結構います。
- インボイスや発送ラベルに書く価格を、実際より安く記載する
- インボイスや発送ラベルに「商品」ではなく「贈物」と書く
- etc…
関税クレーム・要望の対処法
関税の負担はしないのが普通
関税は購入者が負担するものです。それが一般的なルールですし、普通はその点を明記して出品します。
その点をリストにしっかり表示したのであれば「高い関税がかかったから支払え」というようなクレームに応じる必要はありません。
関税逃れの小細工はしない
関税逃れの小細工をしてほしいという要望は、受け入れてはいけません。
これを受け入れた事実が、ebay に発覚すると、アカウントが停止になる危険があります。
「値引きはしますよ」と言ってみる
脱税の手助けはできませんが、「値引き」なら可能です。
「インボイスの価格を安くしてくれ」と言ってきたバイヤーに「ダメです」と言うだけでもいいんですが、みすみす販売機会を逃すよりは、値引きしてみたほうがいいかもしれません。
「それはできませんが、値引きはできます。○○ドルではいかがでしょうか」というような感じです。
返品・受取り拒否はどうしようもない
「関税を払いたくないから受け取り拒否をした」というようなケースはどうしようもありません。
「受け取り拒否」とは、購入者が荷物の受け取り手続きを拒否したために、発送業者がこちらに商品を戻してくるという場合ですね。
この場合、相手に送料も関税もかからないので、「返品の送料はあなたの負担ですから損ですよ」的な言い方も通用しません。
返品を受け入れない設定にしていても、「受け取り拒否」の場合は、荷物か届かなかったとみなされるので、返金は逃れられません。
もちろん、返品を受け入れる設定にしている場合、関税が理由であっても、基本的に返品を受け入れる必要があります。
関税クレーム・返品の予防法
発送前にメッセージを送る
関税クレーム・返品を予防するためには、発送前にメッセージを送るしかありませんね。
商品が購入されたら、ebay のシステム上で、関税についてのメッセージを送ります。
その時点なら、バイヤーのメールアドレスがわかるので、メールをしてもいいでしょう。
以下のメッセージ例を参考にしてください。Google 翻訳で英訳するだけでも十分使えます。
こんにちは、ご購入ありがとうございます。以下の点に注意してください。
- 送料は無料ですが、関税はバイヤーの責任です。
- 私はインボイスやラベルの価格を変更しませんし、「贈物」と書くこともしません。
以上の点はよろしいでしょうか?
他にも注意点があれば、ついでにメッセージに含めます。発送予定日・到着予定日などを含めてもいいでしょう。
返信してこないと不安なので、「よろしいですか?」というような疑問形で書くようにするといいと思います。
関税の調べ方
「関税がいくらかかるか教えてくれ」という要望も時々あります。
国によって異なるので、調べるのが難しい国もありますが、「world tariff」というサービスを使えば、各国の関税率を調べることができます。
利用するには、無料のユーザー登録が必要です。
ほどんどの国では、商品の種類によって税率が異なります。商品名などでキーワード検索するか、HSコードを入力することで、税率を調べることができます。
まとめ
- 関税はバイヤーが支払うのが基本
- 関税逃れの小細工はしない
- 返品や受け取り拒否はどうしようもない
- 前もって関税についてメッセージを送ると予防できる