当サイトではアフィリエイト広告を使用しています。
副業としても人気の「ブログ」ですが、大手企業などの強力なライバルが出現しているなどの理由から、「もう個人が稼ぐのは無理」「副業としてはオワコン」という意見もあります。とはいえ、完全にオワコンになったわけではありません。いくつかの理由から、まだ個人でも稼ぐことは十分に可能だといえます。
このページでは、副業がオワコンといわれる理由と、逆にオワコンではないといえる根拠を詳しく解説します。
ブログが「オワコン」「稼げない」といわれる4つの理由
個人ブログがオワコンといわれるのは、稼ぐのが難しくなっているためです。その理由として以下の4つがあります。
- 企業ブログの増加
- 検索エンジンの進化
- 活字離れ(動画の方が人気)
- 検索エンジン離れ
以上4つの理由について、それぞれ以下に詳しく解説します。
企業ブログの増加
1つは、企業が運営する大手ブログが増えていること。
ホームページとは別に、「オウンドメディア」と呼ばれる企業ブログを運営している企業は、今では珍しくありません。
例えば会計ソフトで有名なfreee株式会社は、「経営ハッカー」というお金にまつわるブログを運営していて、経営・お金のジャンルではかなりの強豪サイトとして知られています。
Googleの検索エンジンは、大手企業のページなど「権威性」の高いURLを上位表示する傾向があるため、「会計ソフトで有名なfreeeのサイト」として権威性の高い経営ハッカーは、かなり強いわけです。
つまり「プロの参入によって厳しくなっている」という点では、ユーチューバーが有名人の参入によって厳しくなっている状況に似ていますね。
検索エンジンの進化
また検索エンジンが進化した結果、上位表示させるのが難しくなっていることも、ブログがオワコンになった理由としてよく挙げられます。
以前は「キーワードを沢山入れる」「リンクを貼りあう」など、簡単な方法で上位表示できた時代がありました。しかし今では検索エンジンが進化して、そのような「スパム的な方法」を使っているかどうかを見分けられるようになっています。
つまり小手先のやり方では通用しなくなったという意味で、ブログが「稼げなくなった」とされているわけです。
活字離れ(動画の方が人気)
またユーザーの活字離れにより、ブログを見る人自体が減っているという見方もあります。
YouTubeなど「動画の方が分かりやすい」と感じる人が増えた結果、ブログのようなテキスト主体のコンテンツを見る人が減っているという見方です。
総務省の調査によると、10~30代は「ブログ・Webサイトを見る時間」よりも「動画投稿・共有サービスを見る時間」が長いことが分かっています。
ただし、あくまでも「利用時間」の違いなので、読むのに時間がかからないブログと、時間のかかる動画を単純には比較できないことには注意が必要です。少なくとも「動画投稿・共有サービスの人気が高い」ことは分かります。
検索エンジン離れ
「ググる」から「タグる」へという言葉もあるように、調べ物をするときに、検索エンジンではなくSNSを使う人が増えているという意見もあります。
野村総合研究所の調査によると、「SNSで調べものをする人の割合」は、2016年と2021年を比べると以下のように増加しています。
このようにSNSで調べものをする人が増え、検索エンジンで調べものをする人が減った結果、ブログを見る人も減っているのではないかというわけです。
ブログがオワコンではないといえる3つの理由
個人がブログで稼ぐことが以前より厳しくなっていることは事実ですが、まだ「オワコン」にはなっていません。今でも個人がブログで稼ぐことは十分に可能です。その理由として以下の3つが挙げられます。
- アクセスを集める方法は検索エンジンだけではない
- 検索エンジンはまだ使われている
- 企業ブログにも「弱点」がある
それぞれ以下に、根拠のデータなども交えつつ解説します。
集客方法は検索エンジンだけではない
個人ブログがオワコンではないといえる一つの理由は、検索エンジン以外にも、ブログにアクセスを集める「集客方法」はいくつかあるということです。
これまで紹介したとおり、ブログがオワコンの理由として挙げられていることの大半は、「検索エンジンで集客しにくくなった」という話。それなら「検索エンジン以外を使えばいい」というわけです。
例えばTwitterなどの「SNS」や、YouTubeなどの「動画投稿サービス」を使えば、検索エンジンに頼らなくでもブログにアクセスを集めることができます。詳しくは下記「検索エンジン以外からの流入にも力を入れる」で解説します。
検索エンジンはまだ使われている
Googleなどの検索エンジンは、今でも多くの人が使っていて、まだオワコンではありません。もちろん若者も使っています。
よく考えると「SNSで調べ物をする人が増えた」ことと「検索エンジンで調べものをする人が減った」というのは別の話。検索エンジンもSNSも「両方使うようになった」というのが、今の若者の実際です。
前述の野村総合研究所の調査データで、「検索エンジンで調べものをする人の割合」を見ると、あまり減少していないことが分かります。むしろ10~30代の合計で見ると、SNSよりも検索エンジンを使う人の方が多いです。
今でも検索エンジンを使う人が多くいるということは、動画だけでなくブログ・Webサイトで調べものをする人が「まだまだ多くいる」という点もいえるでしょう。
企業ブログにも「弱点」がある
もう一つの理由は、企業ブログにも弱点があるということです。
筆者は現在、さまざまな企業ブログの記事制作を担当していますが、日々の業務で感じる主な弱点として、以下の2つが挙げられます。
- 詳しい比較をする記事を扱いにくい
- 自社商品・サービスと関連性の低いテーマはあまり扱わない
企業ブログでは訴訟などのリスクを避けるため、競合他社の商品・サービスとの「詳しい比較をする記事」を作るのを避ける傾向があります。比較記事は、企業にとってはリスクでも、ユーザーにとっては役立つものです。
さらに自社の「商品・サービスとの関連性が低いテーマ」には手を出さないのが一般的です。企業にとって関連性が低くても、「読みたい」と思う人が一定数いるテーマなら、個人ブログで収益化できる可能性は十分にあります。
「企業ブログに勝てない」という理由で個人ブログがオワコンといわれることがありますが、その企業ブログは「あらゆる点で個人ブログより優れている」というわけではないのです。
今でもブログで稼ぐために必要な4つの基本戦略
では個人ブログでうまく稼ぐには、どのような工夫が必要なのでしょうか。オワコンといわれるほど厳しい中でも成功するために重要な4つのポイントを解説します。
- SEOはロングテール戦略を基本とする
- 検索エンジン以外からの流入にも力を入れる
- 長期戦になることを覚悟して挑む
- 投稿(記事)のクオリティにはこだわる
SEOはロングテール戦略を基本とする
個人ブログのSEOで重要なポイントは「ロングテール戦略」です。
ロングテール戦略とは、マーケティング戦略の考え方の一つで、「少数の人気商品より、多数のニッチ商品で勝負する戦略」のこと。
ブログに当てはめると「少数の人気記事よりも、多数のニッチな記事で勝負する戦略」ということです。あまり多くのアクセスを得られない「ニッチな記事」は、1つの記事で得られる収益は少なくても、それが大量にあれば、合計で大きな収益を得ることができます。
検索エンジンで多くの人が検索する「人気キーワード」や、もらえる広告収入の相場が高い「収益化しやすいキーワード」は参入している企業も多く、個人ブログが勝負するのは難しいでしょう。
一方、少数の人しか検索しない「ニッチなキーワード」や、「収益化しにくいキーワード」ならライバルが少なく、個人ブログでも勝てる可能性は十分にあります。
検索エンジン以外からの流入にも力を入れる
ブログに集客する方法として「検索エンジン以外」にも力を入れましょう。
個人ブログで特に重要なのは「SNS」での集客です。SNSアカウントで自分のブログの存在や、新しい投稿の宣伝をすることで、検索エンジンに頼らなくてもアクセスを集めることができます。
ブログの宣伝で特によく使われるSNSは以下の3種類です。
- Twitter(ツイッター)
- Instagram(インスタグラム)
- Pinterest(ピンタレスト)
3つのうち特にブログ宣伝に使われるのが「Twitter」です。Twitterは投稿を拡散されやすい特徴があるため、宣伝用に向いている点がメリット。
宣伝のためにツイッターを使う方法|今さら聞けないフォロワーの増やし方と減らさないコツ「Instagram」や「Pinterest」もブログの宣伝に使われます。Twitterとは異なり、投稿するために「写真・動画」が必須ですが、ブログに載せている写真などを使えばOK。ブログのトップに載せる「アイキャッチ画像」を使うことも可能です。
このようにSNSは、ブログと相性の良いメディアです。そもそもSNS自体がブログの進化系と考えれば、両者がマッチするのはある意味で当然でしょう。
普段からSNSでも活動しつつ、「SNSでは短い文しか投稿できないので詳しくはブログで!」というように、ブログとSNSを使い分けるのがおすすめです。
長期戦になることを覚悟して挑む
始めてすぐにブログで稼ぐことは難しいため、長期戦になるつもりで取り組みましょう。
前述のとおり、SEOの基本は「ロングテール戦略」ですが、そのためにはブログに大量の記事を投稿する必要があります。
ロングテール戦略では、1記事あたりに得られる収入は少ないのが基本。例えば「1記事あたり月300円」も稼げれば優秀な方です。この場合、月3万円を稼ぐには「100本」の記事を投稿しなければいけないことになります。
外注して短期間に大量の記事を一気に投稿するという手もありますが、自分一人で書くブログでは、記事の本数がたまるまでにかなりの時間が必要です。
投稿(記事)のクオリティにはこだわる
ブログで稼ぐために、一つ一つの投稿のクオリティが高いことは必要不可欠の「大前提」です。
どんなに大量の記事を投稿しても、どんなに集客方法が優れていても、一つ一つの記事が読みにくかったり情報が薄かったりなど記事のクオリティが低ければ、うまく稼ぐことはできません。
クオリティの高い投稿をするためには、文章スキルを磨くことが必要です。その方法の一つは「実戦で学ぶ」ということ。
副業でWebライターの仕事をしてみると、プロレベルの文章に求められる水準を学ぶことができ、記事のまとめ方などいろいろと勉強になります。
Webライターは、初心者でも始めやすい副業です。クラウドソーシングでも、初心者歓迎で募集されることが多くあります。詳しくは以下のページで解説しています。
クラウドソーシングでWebライターの仕事を探すコツ・選び方まとめ
ブログが「オワコン」とされる理由と、その反論として「オワコンじゃない」といえる理由をまとめると以下のとおりです。
- 企業ブログの増加 → 企業ブログにも弱点がある
- 検索エンジンの進化 → 検索エンジン以外にも集客方法はある
- 活字離れ(動画の方が人気) → まだブログは読まれている
- 検索エンジン離れ → 今の若者は検索エンジンもSNSも両方使う
今でも個人ブログはオワコンではなく、副業としても十分に魅力的だといえます。ブログの始め方について詳しくは、下記ページもご参照ください。
ブログ副業の始め方を徹底解説!初心者でも分かる完全ガイド