クラウドソーシングではライティング案件が多く掲載されています。とはいえ、ライティング案件は単価が安すぎるから稼げない!なんて意見もあります。この記事では、クラウドソーシングでライターとして稼ぐコツ、ライティング案件の選び方をまとめました。
目次
クラウドソーシングって稼げない?
クラウドソーシングは、なかなか稼げない!という感想もネット上でちらほら見かけます。
もちろん、やった分だけ報酬をもらえるタイプのお仕事ですから、効率的に、きちんと量をこなさないと稼げないことは大前提です。それは当然として、「いやいや、そもそもいくら頑張っても稼げないんじゃないか?効率が悪いんじゃないか?」という疑問について考えます。
クラウドソーシングとは何か?という点については、以下の記事にまとめています。
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案件の選び方次第!
クラウドソーシングは案件の選び方次第で、稼げるかどうかが大きく変わります。
クラウドソーシングには、とにかく安く労働力を得ようという発注者が多いので、案件を慎重に選ぶ必要があります。この記事では、ライティング案件の選び方を解説していきますので、参考にしてみてください。
ライティング案件のココをチェック!
クラウドソーシングでは、案件を慎重に選ぶことが大切です。ライティング案件を選ぶうえで重要なポイントを4つ紹介します。
構成・見出しは既にあるのか?
まず見るべきポイントは、既に「構成・見出し」が作られた状態で、そこに執筆すればいいのか、それとも「構成・見出し」も自分が作らなきゃいけないのかどうかです。
これは結構重要です。構成・見出しがあるかどうかで、作業効率が全然違ってきますので、時給換算の報酬がかなり変わってきます。
構成・見出しを考える作業は、ネタを集めたり、キーワードを考えたりなど、かなり時間がかかります。「構成・見出し」が既にある場合は、参考となるURLも一緒に与えられることが基本なので、自分でネット検索する手間も省けます。
記事を作る作業工程は、主に以下の3つに分かれますが、3つの段階すべて、それなりに時間のかかる作業です。
- 構成・見出しを考える
- 執筆
- 画像の選定
2の「執筆」だけやればいい場合よりも、3つすべてやらなきゃいけない場合のほうが、一般的におよそ2倍ぐらいの時間がかかります。3つの工程を別々の担当者が作業する案件、つまり執筆だけすればいいというタイプを狙いましょう。
画像を選ぶ必要があるか?
前述のとおり、記事に使う画像を選ぶのも結構時間がかかるものです。
Web記事には、記事のトップに表示される「アイキャッチ画像」や、記事の途中に数枚の画像を入れることが一般的です。ほとんどの場合、画像サイトなどから最適な画像を探すわけですが、ピッタリなものを見つけるにはコツとセンスが必要です。
執筆した上に画像も選ばなきゃいけないような案件は、よほど単価が高くない限り避けたほうがいいでしょう。
文字単価は?
文字単価はライティング案件における「時給」のようなものですから、重要な項目ですね。1文字あたりの単価の相場は0.5~1.5円程度です。
もちろんライティングの速さ、記事のテーマが自分の得意ジャンルかどうかにもよりますが、1時間で1000文字ぐらいが一般的、むしろ遅いぐらいだと思います。
その計算だと、文字単価と時給の関係は以下のようになります。
文字単価 | 時給(1時間1000文字として) |
0.5 円/文字 | 500円 |
1.0 円/文字 | 1,000円 |
1.5 円/文字 | 1,500円 |
ただし、クラウドソーシングは手数料が高く、上記の金額からおよそ20%ほど引かれることも考慮に入れたほうがいいでしょう。
ですから、よっぽど速く書ける人じゃない限り、1文字あたり1円ぐらいがまともに稼げる目安だと思います。スキルに応じて単価を上げてくれる場合もあるので、自分の記事のクオリティ次第という面もあります。
1記事の文字数は?
文字単価が高い案件でも、1記事あたりの文字数が少なすぎる場合は、なかなか稼げません。
「文字単価3円?高い!」と思ってよく見ると「100文字ぐらいの簡単なレビューだった…」なんてことがあります。文字数が少ないといえども内容を考えるのにけっこう時間がかかりますから、なかなか稼げないでしょう。
継続案件か?
継続的に書かせてくれるのか、それとも単発案件なのかもチェックする必要があります。
「単発案件を沢山こなせば稼げる!」というのはかなり難しい話です。案件ごとに書き方のルールが異なりますから、いちいち覚えるのが大変で、余計な時間がかかります。
できれば、同じルールの同じ会社で、継続的に執筆させてもらったほうが稼ぎやすいでしょう。
主なクラウドソーシングサイト
ライティング案件を探すのにおすすめのクラウドソーシングサイトを2つ紹介します。
両方とも利用者(発注者)が多いサイトです。両方で同時に同じ案件を募集している場合もありますが、どちらか一方だけで募集している場合もありますので、本気で探すなら両方チェックするのがおすすめです。
Lancers(ランサーズ)
2008年からスタートしたサービスで、日本のクラウドソーシングサイトの先駆け的な存在です。仕事を受けた場合の手数料は以下のとおりです。
報酬額の範囲 | 手数料率 |
10万円以下部分 | 20% |
10〜20万円部分 | 10% |
20万円超部分 | 5% |
(ランサーズのヘルプより)
「部分」という表現に注意が必要です。20万円を超えたらすべて5%になるわけではありません。20万円のうち「10万円以下部分」は20%で、「10〜20万円部分」は10%、「20万円超部分」を5%として計算し、合計します。
ですから、例えば30万円の報酬なら、手数料は5%の1万5,000円ではなく、合計で3万,5000円です。(約11.7%)
CrowdWorks(クラウドワークス)
CrowdWorks(クラウドワークス)は2012年からスタートしたサービスですが、急成長し、今やランサーズと同等レベルになっています。手数料はランサーズと同じです。(クラウドワークスのシステム利用料解説ページより)
「ビズアシスタントオンライン」というサービスを提供しており、この名前の付いた案件は、手数料無料で受注できるのが特徴です。
まとめ
クラウドソーシングでライターとしてしっかり稼ぐためには、以下のポイントを押さえて、案件をよく選ぶことが大切です。
- 構成・見出しが既にあり、画像を選ばなくていい案件
- 文字単価は1円以上
- 1記事あたりの最大文字数が多いこと
- 継続案件であること