ebay や Amazon での輸出におすすめの会計ソフト比較

eBay や Amazon で個人輸出をする場合、確定申告が必要になることが多いでしょう。輸出は帳簿に記載することが多く、会計ソフトを使わないと大変です。この記事では、輸出ビジネスにおすすめの会計ソフトを紹介しています。

eBay・Amazon輸出の会計ソフトに必要な3つの機能

輸出ビジネスに使う会計ソフトとしては、以下の3つの機能が必須でしょう。

機能1:通販サイト等と連携

Amazon や楽天など、仕入れに使った通販サイトと自動連携してくれると、かなり便利です。

購入履歴から、自動的にデータを取得して、仕訳入力することができます。eBay 取引に使う PayPal とも連携できるソフトがあるので、売上高の入力も簡単です。

この機能がないと、売上のデータ一つ一つを手入力することになるので、かなりつらいと思います。

ただし、2020年10月時点で Amazon.com(アメリカのアマゾン)の販売履歴との自動連携に対応している会計ソフトはありません。

日本の Amazon.co.jp との連携はできますが、Amazon輸出については、手入力や自力の開発などの工夫をする必要があります。

Amazon輸出をしている場合は、税理士の助けを借りるというのも一つの手ですね。税理士について詳しくは後述しています。

機能2:消費税の集計

会計ソフトに入力した帳簿のデータをもとに、消費税の自動集計をしてくれると、かなり便利です。手で計算したら大変な手間がかかるので、必須の機能だといえるでしょう。

少し設定すれば、あとは自動的に消費税を集計してくれる会計ソフトがほとんどです。

機能3:消費税の確定申告

個人輸出において「消費税の還付」の手続きは重要です。そのために必要なのが「消費税の確定申告」です。一般的な「所得税の確定申告」とは違います。

消費税の確定申告の書類を作るためには、色々な計算が必要です。

慣れないと、どの数字をどこに書いたらいいのか分からなくて苦労する可能性が高いですが、これも会計ソフトが自動的に計算したうえで、申告書類まで作成してくれると、かなり楽になります。

消費税の還付について、詳しくは以下の記事にまとめているので参照してください。

ebay や Amazon など個人輸出の消費税還付の手順、必要な書類について

eBay・Amazon輸出におすすめの会計ソフト3選

eBay や Amazon での輸出に使う会計ソフトには、上記の3つの機能が重要です。以下、この3つの機能について、主な会計ソフトを比較しました。おすすめ順に挙げています。

freee(フリー)

通販サイト等と連携
消費税の集計
消費税の確定申告
  • スタンダードプラン:月額2,380円(税抜)
  • 無料お試しあり(30日間)

重要な機能が全て揃っており、値段もお手頃ですね。この記事で挙げている3つのソフトのうち、3つの機能を十分満たしているのは freee だけです。

楽天や、Yahooショッピング、日本の Amazonの購入履歴を自動取得可能で、eBayの売上などを管理する「PayPal」との自動連携にも対応しています。

そのうえで消費税の申告書も作成できるので、まさにeBay・Amazon輸出に適した会計ソフトです。

MFクラウド

通販サイト等と連携
消費税の集計
消費税の確定申告 ×
  • パーソナル:月額1,280円(税抜)
  • 無料お試し期間あり(1カ月)

「パーソナルミニ」「パーソナル」「パーソナルプラス」の3種類のプランがありますが、輸出の場合はスタンダードな「パーソナル」がおすすめです。

「パーソナルミニ」は月額980円ですが、消費税の集計機能がありません。

一番高い月額2980円の「パーソナルプラス」にすると、手厚い電話サポートが利用できるので、操作方法が不安な場合などにおすすめできます。

ただし、どのプランも「消費税の確定申告」には対応していません。eBay・Amazon輸出に使う会計ソフトとしては、この点がネックかもしれません。

弥生会計オンライン

通販サイト等と連携
消費税の集計
消費税の確定申告
  • セルフプラン:年払26,000円(税抜)
  • 無料お試し期間あり(2カ月)

インストール系の会計ソフトとしても有名な「弥生会計」のクラウド版。

連携できるサービスが少なく、「通販サイトの購入履歴」が自動で取り込めず、「PayPal」との連携もできないので、現状ではeBay・Amazon輸出にあまり向いていません。

ただし消費税の集計や確定申告の機能は充実。MFクラウドやfreeeなど、他のソフトで作った仕訳データを取り込めるので、併用するという手もあります。

eBay・Amazon輸出で税理士は必要?

Amazon や eBay で個人輸出の利益が出た場合でも、税理士への依頼は必要なのでしょうか?

確定申告で損をしないため

Amazon や eBay での個人輸出が普通のビジネスと違うのは、やはり「消費税の還付を受けられる」ということです。つまりネックとなるのが「消費税の確定申告」ですね。

消費税の確定申告は、会計ソフトを使って自動入力で作成することもできますが、そもそもの仕訳の入力を間違えると、還付される金額が変わってきます。

還付が少なくなれば損ですし、逆に多くなれば、税務調査で指摘され、「追徴課税」になりかねません。

確定申告を間違えることによる損をしないためにも、税理士を利用する意味があります。

時間の節約のため

個人輸出の確定申告や帳簿の作成にはかなりの時間がかかります。

売上が1件あるだけで、仕入れ、売上、送料などの仕訳入力をしないといけません。年間の売上について全て入力するわけですから、かなりの手間です。

この記事で紹介したソフトの自動連携機能を使えば、かなり楽にはなりますが、手入力の部分もあります。Amazon輸出に関しては自動連携ができないので、もっと手間がかかりますね。

確定申告という、本来の仕事とは別のことに時間を取られないために、税理士への外注はメリットのあることです。

eBay・Amazon輸出に強い税理士の探し方

同じ税理士といっても、人によって得意分野がさまざま。Amazon や eBay での個人輸出の事情をよく知っている税理士にお願いしたいところです。

eBay・Amazon輸出に強い税理士を、どうやって探せばいいのでしょうか。

多くの人が使っているのが、「税理士ドットコム」などの税理士の紹介サイトを活用するという方法です。この手のサイトは、税理士から仲介手数料をもらって利益を出しているわけですから、紹介を依頼する側は完全無料で使えます。

税理士の探し方からサポートしてくれるので、「そもそも探し方が分からない」という初心者でも安心です。

税理士ドットコムの詳細

税理士の探し方について、詳しくは以下の記事にもまとめています。

Amazon・eBay 輸出にくわしい税理士の探し方。税理士は必要?

まとめ

Amazon や eBay での個人輸出ビジネスに使う会計ソフトには、通販サイトや PayPal などとの「自動連携」ができることと、「消費税の確定申告」に対応していることが重要です。

主な会計ソフトのうち、その両方に対応しているのは、2021年7月現在では「freee」だけです。