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日本のインターネット通販サイトの2トップと言えば、Amazon と楽天市場ですね。「使いやすさ」「ポイントのたまり方と使い道」「発送の早さ」など、さまざまな点から徹底的に比較しました。
商品の並べ方の違い
Amazon と楽天では、商品の並べ方、つまり「表示方法」が異なります。2つのサイトの「根本的な違い」でもあるので、しっかり押さえておきましょう。
Amazonは商品別
- 商品ごとにまとめて表示される
- 最安値がすぐに分かる
- レビューが1カ所で確認できる
Amazon は「商品ごと」にまとめて表示されます。
つまり同じ商品について複数のショップが販売しているとしても、すべてまとめて表示されます。このため、商品ごとに「一番安く売っているショップはどこか?」がすぐに分かるような表示です。
レビューも1カ所にまとまっているので、確認しやすくなっています。
Amazonは基本的に、出品をしているショップではなく「Amazon本体」が商品を販売する場所なので、「全体が一つのショップ」として統一感があるわけです。
しかし一つの商品に対して2つ以上の検索結果が出てくることも、たまにあります。これは操作方法のよく分かっていない出品者が、同じ商品なのに別の商品として間違って登録してしまったことが原因なので、本来は「一つの商品に対して、一つの商品データ」しか出てこないはずです。
楽天市場はショップ別
- 同じ商品でもショップごとに別々
- レビューもショップごとに別々
一方の楽天市場は、商品ごとではなく「ショップ別」です。つまり「一つの商品に対して、ショップの数だけ多くの商品データ」が出てきます。
楽天市場は、「楽天本体」が販売する場所ではなく、さまざまなショップが集まる「市場」だからです。
ショップごとに、商品の紹介の仕方や、ページのデザインが異なり、楽天市場全体が「さまざまなオンラインショップの集まり」という構造になっています。
楽天市場という一つの通販サイトというより、「オンラインショップを探すための検索サイト」のような感じですね。このような形式を「オンラインモール」とも呼びます。
見やすさ・使いやすさの違い
「楽天市場は見づらい」という意見もありますが、商品ジャンルによっては、そうとは限りません。
楽天の表示は「ファッション」「インテリア」などのジャンルが見やすく、一方のAmazonは「本」「家電」などに向いているということです。詳しく比較してみましょう。
楽天市場はファッション・インテリア系が見やすい
ファッションやインテリアなどは、「そのお店ならではのアイテム」「他の人と被らない魅力的なアイテム」を見つけたいというニーズのあるジャンルです。
その点で、さまざまなショップの集まりである楽天市場が有利だといえます。
ファッションやインテリア、美容・コスメ系などは、「そのお店ならではの商品」が多くあり、ショップによっては「楽天が公式通販」ということもあります。そのため、写真を多用した魅力的で分かりやすい商品表示が多いです。
これらのジャンルの商品をAmazonで見ると、商品紹介や説明があっさりしすぎていて、いまいちと感じることもあるでしょう。
オリジナリティの高い商品については、楽天市場の方が見やすいということです。
Amazon は本・家電系が見やすい
もともと本のネット通販でスタートした Amazon は、本やCDなどが見やすく作られています。
本やCDについては、「そのショップのオリジナル商品」がほとんどなく、どのショップで買っても同じです。家電なども同様ですね。
詳しい商品の情報よりも、むしろ「一番安い価格」を探すことの方が重要なジャンルです。そのため、Amazon のように、一つの商品としてまとめられた表示が便利でしょう。
本やCD、家電など、さまざまなショップで販売している大量生産品については、Amazon の方が見やすいということです。
ポイントのたまり方の違い
ポイント還元については、基本的に楽天市場の方が多くもらえます。詳しく確認しておきましょう。
Amazon は「基本ポイント」が少ない
Amazon | 楽天 | |
---|---|---|
基本ポイント | なし | 1% |
クレジットカード利用 | 1.5~2.5% | 2~4% |
合計 | 1.5~2.5% | 3~5% |
Amazon はすべての商品に適用される「基本のポイント」が少なく、基本的に「0%」です。クレジットカードを利用してポイントを高くしても「2.5%」しかもらえません。
楽天市場は、通常でも「1%」のポイントが付き、クレジットカードを利用することで「3%」か「5%」のポイントが付与されます。
さらに楽天市場には SPU(スーパーポイントアップ)という仕組みがあり、基本ポイントをもっと高くすることも可能で、最大「15%」まで可能です。
SPUの詳細を確認
ただしどちらのサイトも、基本のポイントに加えて、商品ごとの「特別なポイント」が付くことがあります。つまり商品によっては、Amazonの方がポイントが高くなることもあるわけです。
ちなみに表の「クレジットカード利用」の数字に範囲があるのは、「Amazon Mastercardゴールド」や「楽天ゴールドカード」など、グレードの高いクレジットカードの方が、もらえるポイントが多いからです。
楽天市場はポイントサイトを経由できる
楽天市場は、ポイントサイトを経由して購入することで、さらに「1%」のポイントをもらえますが、Amazonは基本的に、ポイントサイト非対応です。
ポイントサイトとは、さまざまな会社がWeb広告を掲載しているサイトです。そこにある楽天市場の広告をクリックしてから購入するだけで、楽天市場のポイントとは別に、ポイントサイトからのポイントが付与されます。
さまざまなポイントサイトがありますが、楽天に利用するなら「ハピタス」がおすすめです。
たまったポイントを楽天ポイントに変換できますし、「お買い物保証」という仕組みがあるからです。
ポイントサイトについて詳しくは、以下の記事にまとめています。
ネットショッピングにおすすめのポイントサイトはどこ?厳選して紹介
キャンペーン・セールの違い
Amazon と楽天市場では、セールの「内容」や「頻度」が異なります。基本的には楽天市場の方がセールの頻度が高く、お得感も高いです。詳しく確認しておきましょう。
楽天市場は「5と0のつく日」にポイントアップ
「5と0のつく日」とは毎月「5・10・15・20・25・30日」のことですね。
楽天ではこの日に楽天カードを使って購入することで、通常ポイントと合計で「5%」のポイントがもらえるセールを毎月開催しています。
「5日ごと」という高い頻度で開催されるので、利用しやすいでしょう。
5と0のつく日の詳細を確認
Amazonは「月1回」楽天市場は「月2回」のセール
両方のサイトで、ポイントが大幅にアップする3~7日間ほどのセールを、ほぼ毎月のペースで開催しています。
セールの頻度は明確に決まっているわけではないので、「これまでは、ほぼその頻度で開催されている」というだけですが、基本的にAmazonは「月1回」、楽天市場は「月2回」です。以下に詳しく解説します。
Amazonは「タイムセール祭り」
Amazonでは、ほぼ月に1回のペースで「タイムセール祭り」が開催されています。
さまざまな商品が割引価格になるだけでなく、最大で「7.5%」のポイントがもらえるチャンスです。前述のとおり、普段のAmazonでは多くても「2.5%」しかもらえませんから、かなりのポイントアップですね。
7.5%のポイントをもらうには、「Amazonマスターカードで購入する」「プライム会員になる」「アプリで購入する」「1万円以上購入する」などの条件を満たす必要があります。
1回の開催期間は3~5日ほどです。
詳しくは以下の記事を参照してください。
【保存版】Amazonで安く買う方法|お得になる16の使い方
楽天市場は「お買い物マラソン」など
楽天市場では「お買い物マラソン」「超ポイントバック祭」「楽天スーパーSALE」など名前が変わりますが、ほぼ毎月2回ほどのペースで、ポイントが大幅にアップします。
1回の開催期間は3~7日ほどで、その期間中に利用した「ショップの数」や「購入金額の合計金額」に応じて、最大で「+9%」までポイントが増えるという内容です。
普段から「1~15.5%」ものポイントがつく楽天市場ですが、それに上乗せしてさらに「+9%」ですから、合計で「24.5%」のポイントをもらうこともできます。
詳しくは以下の記事を参照してください。
毎日「タイムセール」があるのは共通
Amazon と楽天市場の両方で、毎日24時間限定の「タイムセール」があります。タイムセール対象の商品が、その日の特別な割引価格で購入できるというものです。
それぞれのサイトで、タイムセール対象の商品を一覧にしたページが用意されているので、毎日チェックすることで、お買い得商品が見つかるかもしれません。
Amazon のタイムセールを確認
楽天のタイムセールを確認
ポイントの使い道の違い
ポイントをなるべく多くもらうことだけでなく、使い道についても考えておくことが重要です。
楽天ポイントは使い道が豊富
楽天ポイントは、楽天市場以外でも使えます。
「ファミリーマート」や「マクドナルド」など、楽天ポイントが使えるお店は多いので、実店舗でどんどん使用可能です。
楽天ポイントには対応していなくても「楽天ペイ」に対応しているお店なら使えます。「楽天ペイ」に対応しているお店は、かなり選択肢が豊富です。
楽天ポイントには「通常ポイント」と「期間限定ポイント」の2種類がありますが、基本的に両方とも、実店舗で同じように使用できます。
「通常ポイント」に至っては、なんと楽天カードの支払いにも使えます!
「期間限定ポイント」の有効期限はポイントのもらい方によって異なりますが、使い道に困ることは、まずないでしょう。
Amazonポイントは Amazon のみ
一方のAmazonポイントは、基本的にAmazonでしか使用できません。
ただし有効期限が「1年間」と長いので、使い道のないまま失効してしまう可能性は低いといえます。
ポイント付与のタイミングの違い
Amazon と楽天市場では、ポイントを付与される「タイミング」にも違いがありますので、確認しておきましょう。
楽天市場の通常ポイントは「20日後」
楽天市場は、ポイントを付与されるまでに Amazon よりも時間がかかります。
楽天ポイントが付与されるのは、「注文日から20日後」が基本です。
SPU(スーパーポイントアップ)や「お買い物マラソン」など、特別な条件を満たすともらえるポイントは、購入した月の「翌月15日」に付与されます。
楽天カードの利用でもらえるポイントをもらえるのも、購入した月の「翌月15日」ごろです。
Amazonは発送日に付与
Amazon は、楽天市場よりも早くポイントが付与されます。
基本的には、商品の「発送日」付与されるという早さです。Amazonマスターカード利用のポイントも、同様のタイミングです。
ただし「タイムセール祭り」などのキャンペーンで獲得したポイントは、「約45日後」など、少し時間がかかります。
発送スピードの違い
「商品を発送するまでの早さ」についても、Amazon と楽天市場を比較しましょう。
楽天は取り寄せになる場合がある
楽天市場は、ショップによって在庫の管理方法がさまざまです。しっかり管理されているショップもあれば、そうでもないショップもあります。
そのため、楽天で購入した場合、在庫が無くて「取り寄せ」となる場合があります。つまり納品までに時間がかかる可能性があるわけです。
「2~3日で発送」と書かれていたとしても、在庫の情報が反映されていなくて、結局在庫切れで取り寄せとなる場合もあります。
Amazon は在庫状況がはっきり分かる
一方の Amazon は、在庫の情報が常に更新されているので、信頼できます。
「Amazon.co.jp が発送します」と表示されている商品なら、在庫状況の信頼性が高く、即発送されると考えてまず間違いありません。
ただし「Amazon.co.jp が発送します」と書かれていない商品は、出品者による発送なので、在庫状況の信頼性は不明です。
楽天市場でも「在庫はありますか?」と問い合わせれば確実ですが、「回答を待つ時間がない」「すぐに欲しい」という場合は、Amazon がいいでしょう。
出品者の質の違い
Amazon と楽天市場では、出品者の質が少し異なっていて、それがサービスの質の違いや、リスクにつながることもあります。その点を最後に知っておきましょう。
Amazon は参入障壁が低い
Amazon(アマゾン)は、参入障壁が低くて、簡単に出店できます。
毎月の出店料などを払わなくても出品できるからです。売れた分から「10%前後の手数料を引かれるだけ」という、「メルカリ」なみの気軽さで出品できてしまいます。
参入障壁が低いと、質の悪い販売者や転売も増えます。出品者が多すぎて「荒れやすい」というわけです。Amazon本体ではなく「出品者」の商品を買う場合には、注意しましょう。
ちなみに「Amazon.co.jp が発送します」とだけ書かれていても、Amazon本体が販売しているとは限りません。安心感を求めるなら、なるべく「Amazon.co.jp が販売、発送します」と書かれているものを選びましょう。
楽天は参入障壁が高い
一方の楽天市場は、出店料が月額19,500円~と高額なので、誰でも気軽に出店できるわけではありません。
もちろん一概には言えませんが、参入障壁が高いことによって、転売が少なく、ショップの質も全体的に高いといえます。
ただし、Amazon とは違って楽天が公式に販売しているものが少ないので、自分でショップを見分ける必要があるという点はデメリットでしょう。
まとめ
- Amazon は本や家電系、楽天市場はファッションやインテリア系が見やすい
- 楽天市場の方がポイントがたまりやすい
- 楽天市場の方がポイントの使い道が豊富
- Amazonの方が早くポイント付与される
- すぐに欲しいなら Amazon が便利